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ロシア裁判所、反プーチン活動家に禁錮8年 求刑の2倍

ロシア・スモレンスク(Smolensk)の裁判所は28日、急進的な反プーチン活動家のタイシヤ・オシポワ(Taisiya Osipova)被告(28)に、麻薬所持の罪で禁錮8年を言い渡した。オシポワ被告の支持者らは政治的に動機づけられた裁判だと非難の声を上げている。オシポワ被告の弁護人がAFPに語った。

 オシポワ被告は、野党連合「もう一つのロシア(Other Russia)」の活動家。弁護人のナタリア・シャポシュニコワ(Natalia Shaposhnikova)氏は「判決に驚いている。非常に長期の刑だ」と述べ、控訴する意向を示した。検察側は前週、禁錮4年を求刑していた。

 オシポワ被告は2010年、ヘロイン販売容疑で逮捕された。長期間にわたる裁判にロシア内外から非難の声が上がっている。

 まだ幼い娘を持ち、糖尿病も患っているオシポワ被告に対し、昨年の裁判では禁錮10年の判決が下された。オシポワ被告は収監中に糖尿病から合併症を起こしていた。

 今年1月、大統領退任を前にしたドミトリー・メドベージェフ(Dmitry Medvedev)氏が判決は厳しすぎると発言。裁判の調査を命じ、これが今回の再審につながった。

 急進派の左翼戦線(Left Front)の指導者、セルゲイ・ウダルツォフ(Sergei Udaltsov)氏は、今回も異例の厳しい判決が下されたと批判。「検察側の求刑でさえ禁錮4年だったのだ」「これは無法と冷笑の勝利だ」とスモレンスクからツイッター(Twitter)でコメントした。





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